履歴書の資格欄の正しい書き方と注意点
転職活動において、必ず見られるのが履歴書の資格欄だ。そこで今回は、転職を検討する看護師に向けて、資格欄の注意点や正しい書き方をまとめていきたいと思う。
資格欄を記入する場合、なるべく埋めようとして幅広い資格を詰め込む人がいる。しかし、これはNGである。趣味の資格などは、採用側が欲しい情報ではないため、余計なデータになる。看護師免許をはじめ、医療に関する資格、セラピーの資格など、患者の治療に活かせるものを記載しよう。ただ、3級以下の資格は記入しないのが常識的なルールだ。資格欄をしっかり埋めたいのなら、高い段階の資格を取得する必要があるだろう。職場によっては、英語力や運転免許などが役に立つケースがある。転職の候補となる職場の特徴を見極めて、アピールになりそうな資格をピックアップしてみるといいだろう。さらに、院内外で受講した講座の参加実績を書くのもありだ。
そして、資格欄の書き方の正しいルールとして頭に入れておきたいのが、書く順番と表記の仕方だ。取得した資格は、取得順に古いものから書いていくのが正しい。その際、年号は統一する必要がある。さらに、資格の形態によって「取得」と「修了」を使い分けすることも大事だ。ちなみに免許・資格などの資格証明書が発行されるものは、取得と書くのが一般的だ。一方で、研修などの受講実勢がある場合は修了と書くことになる。
正しい書き方をしているかどうかでも、求職者の人柄は精査されている。しっかりとルールを守り、確実な内定を勝ち取ろう。